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開業

作業療法士である私が独立開業を目指した理由【理学療法士 整体師】

私が開業をしたのは平成29年7月。もともとは作業療法士で病院で入院患者様や外来患者様をリハビリする仕事に就いていました。作業療法士免許を取得したのは平成21年、今から約10年前です。10年前の私は定年まで病院で一生働き続けると思っていましたし、病院を辞めて個人事業主になるなんて考えは1mmもありませんでした。

 

そんな私がなぜ開業しようと考えたのかを本記事ではお話していきます。

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作業療法士として病院で働くことがだるくなったから

理由はシンプルにだるかったからです。

読者
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なんだそれ!そんな奴は人の体を診る資格なんてない!

最初の一文だけ読めば最低な奴だと思われるでしょうが、まあそうなんだと思います(笑)独立開業なんてするのは、普通の人とはちょっと違うというか、ハッキリ言って変わり者ばかりですから。

 

冗談はさておき真面目に話しますね。

やる気のない患者さんに無理やりリハビリする

病院に勤務している中で経験するのが「やる気のない患者さんに介入すること」です。

読者
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寝たきりの人ってこと?

寝たきりの人は意志の疎通ができないだけで、そういう人は含まれません。私が言いたいのは「リハビリをしたがらない人」のことです。

例えば「もう死にたいから来なくていいよ」「もうお迎えが来るんだよ」とリハビリを拒否されるかたって結構多いんですね。

あとは訪問リハビリの場合なら「お母さん(お父さん)が健康維持できるように」と自分の意志でなく家族がリハビリを依頼する場合です。自分の子供を気遣ってリハビリを受け入れる高齢者は確実にやる気がないです。

 

それでも私たち作業療法士は働かないと給料泥棒になるので無理やりリハビリをします。それが嫌で嫌で仕方がありませんでした。時にはマッサージを20分間して1単位の料金を請求したり、バイタルを計測してギャッジアップして少しご挨拶をしてなんとか1単位請求したり。

「なんでこんなリハビリを今まで苦労されて貯めた金を使わせてるんだろう」「保険も使って国のお金も使わせて借金大国にしていかなきゃいけないんだろう」といつもリハビリ拒否の方に介入する徳は心苦しかったです。

 

とはいえ働かないと病院の儲けが出ず、最悪給料カットになったり病院が潰れたりする可能性もあるので、嫌な気持ちと戦いながらも無理やりリハビリをしていました。

いつまでも終わらない国が定めた資料作り

作業療法士として働く上で大事なお仕事の1つが「資料作り」です。国が定めた資料を作らないとリハビリを行ってはいけないし、国からの補助金はおりません。それが膨大で残業し続けないことが嫌でたまりませんでした。

「人を治したくて働き始めたのに、資料作りが本業になってしまった。一人一人のことを考える時間より、資料にさく時間の方が多く感じる」

こんな風に考えていました。

マッサージ師がわりの作業療法士?

グイグイ押すようなマッサージを希望される患者様も結構多かったです。しかも押す場所まで指定してくる。「ここはマッサージ屋じゃない!てもみん・リラク・ほぐしやにでも行ってろ!!!!」と何度思ったことか。私はマッサージをするために作業療法士になったわけじゃありません。

保険がきいて数百円で40分のマッサージが受けられるので、街の1980円の値段がバカバカしくなるのもわからなくはないのですが、施術をする身になってほしい。




患者が全員真剣でマッサージ目当てじゃなくて資料作りをしなくて良い職場はあるのか?

私が独立開業して個人事業主になったのは先述の理由の反対の職場を求めたからでした。慰安でなくリハビリに取り組むことに真剣で、国が定めた資料を作らなくて良い環境、つまり自分で営む整体院なら自由に働けるのです。

筆者
筆者
だって社長だもの。自分の働き方が自由に決めて良い!

1回6000円の治療費をいただいて、痛みを治すための施術を行う。整体院は今までの作業療法士という肩書きは使えないので、整体師と名乗ります。はたから見れば「無資格の世間知らずな一般人が高いお金をとって施術をする整体」かもしれません。

でも中身は「会社のために媚を売ってマッサージして働く作業療法士」ではなく「人を治す勉強をし続けて質の高い施術を提供し続ける整体師」です。前者と後者、どちらの方が胸を張って生きられるかというと、もちろん後者です。

働いててだるかったから開業した。それだけです

本記事では私が個人事業主を目指した理由を書きました。結果、開業してよかったなと心から思います。だって胸がはれているから。そのまま作業療法士として働いていたら、結婚して子供もできて育休中だったかもしれません。でも作業療法士の働き方にモヤモヤした疑問を抱きながら、胸は張れていなかったと思います。だからこの記事を読んでくれている作業療法士・理学療法士の方は、同じ悩みを持っているのであれば開業をしてみるのも良いかもしれませんね。

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