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雑談

理学療法士の実習で役立つ本11選!【教科書だけじゃダメな理由】

悩むPTS
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来月から理学療法士の実習がある。教科書だけで文献は足りるだろうか?もしおすすめの本があれば知りたい

本記事は実習を控えた理学療法士(作業療法士)向け。

✔︎本記事の信頼性

筆者は平成18年から病院や老健で見学実習・評価実習・総合実習を経験した作業療法士です。

なので「どんな場面で必要だったか」「バイザーからどんな書籍をすすめられたか」を身をもって知っていますので、信頼できる情報だと自負しています。

結論から言うと、教科書だけでは不十分です。

と言うわけで、『理学療法士の実習で役立つ本11選!【教科書だけじゃダメな理由】』について書いていきます。

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理学療法士の実習に教科書以外の本は必要なの?

悩むPTS
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ゆっても学校で専門書20冊以上買わされたし、これらを組み合わせればなんとかなんじゃないの??

この考えは危険です。なぜなら理学療法士(作業療法士)はエビデンスを重視するからです。エビデンスというのは多角的な視点から見て根拠ある説を導きだすことで、教科書1・2冊では根拠としては不十分です。

つまりレポートやデイリーノートなどを書く場合、理論や病理学、評価法・治療法などを引用する為に、たくさんの書籍を保持しておく必要があるということが言えます。




本はどこで調達したらいいの?

本を調達できる場所は主に以下の4つです。

① 学校の図書室(国立の病院の図書室ならなお良し)

② 本屋

③ インターネット

④ 医学中央雑誌(医中誌)

学校の図書室(国立の病院の図書室ならなお良し)

まず一番簡単な方法で身近な場所は図書室です。

なぜなら、容易に行くことができて、理学療法士関連のジャーナルの最新刊から何十年前のものまであるからです。

ただし、見学実習や総合実習は貸し出し期間の2週間を大幅にオーバーするので、一度返すか購入した方が良いでしょう。

さらに1段階難しい方法だと、国立病院の図書館はもっと専門分野の書籍やジャーナルが何十年ぶんもあるのでオススメです。

ただし利用する為には学校の司書さんからの紹介が必要なので、事前に自宅の近くの国立病院が学生でも利用可能かどうかを司書さんにリサーチしましょう

本屋は専門書があるのはかなり大きな店の必要がある

本屋で調達するのは結構難易度が高いです。なぜなら理学療法士関連の専門書は大きな店舗にしか置いてないのと、欲しい書籍がない場合があるからです。

なので書籍を購入したいなら、事前にあるかどうかを問い合わせましょう

インターネットで購入するときは在庫に注意

インターネットで買うのが、一番手軽に購入できます。ただし、人気な書籍は在庫がなくて1ヶ月以上待つ場合もあるので、早めに予約した方がいいでしょう。

医学中央雑誌で閲覧する

こちらは医学論文を有料で閲覧することのできるサービスです。調べたいキーワードを検索するだけで、論文が一覧になって出てきます。

月額2,000〜4,000円のプランがあるので、実習中にエビデンスのある論文をたくさん引用したい人はオススメです。

筆者
筆者
学校に行かずとも論文が観れるなんて、超便利すぎる…

医学中央雑誌WEBサイト

実習で役に立ったオススメの本11選

私が実際に実習に行った時に薦められた本や新人の時に勉強になった本などを11冊紹介します。

PTジャーナル

言わずもがな、理学療法ジャーナルです。

最先端の研究論文から、実際の理学療法現場の情報、病理学に基づいた治療法などが掲載されていて、理学療法士のスタッフでも一生読むバイブルです。

筆者
筆者
年間購読してもいいくらい良書。ただしこれは実習先のスタッフルームにも何年ぶんか保存している可能性があるので、バイザーに実習生も読んだり借りたりしていいか尋ねてみましょう

理学療法

こちらも言わずもがなの良書。

運動学的な視点から動作分析をしたり運動連鎖について載っていたりします。

目次はこんな感じです。

運動科学の概念に基づく筋機能の理解
池添冬芽

運動科学の概念に基づく筋機能に着目した起き上がり動作の捉え方

運動科学の概念に基づく筋機能に着目した立ち上がり動作の捉え方

運動科学の概念に基づく筋機能に着目した歩行動作の捉え方

運動科学の概念に基づく筋機能に着目した走行動作の捉え方

運動科学の概念に基づく筋機能に着目した上肢動作の捉え方
引用:理学療法Vol.35 No.10

筆者
筆者
うわあ、めちゃくちゃ参考になりそうな内容盛りだくさん…

ただしアマゾンでは販売していないので、学校の図書館で借りるか、ネットか本屋で購入しましょう。

購入できるサイトはこちらです

ベッドサイドの神経の診かた

こちらは中枢神経系の実習で大いに役立った一冊です。以下のような内容がまとまっています。

1 病歴のとりかた
2 診察の順序、記録のしかた
3 運動機能の診かた
4 反射の診かた
5 触覚の診かた
6 脳神経の診かた
7 精神状態の診かた
8 小脳機能の診かた
9 運動麻痺の診かた
10 不随意運動の診かた
11 感覚障害の診かた
12 脳神経障害の診かた
13 小脳障害の診かた
14 失語「症」、失行「症」、失認「症」の診かた
15 ベッドサイドにおける補助的検査
16 意識障害患者の診かた
17 総合診断の要領
18 局在診断のすすめかた
19 脳卒中の診かた
20 脳卒中における診断のすすめかた
21 頭痛、頸肩腕痛、腰痛を訴える患者の診かた
22 痙攣患者の診かた
23 頭部外傷の診かた
24 髄膜脳炎の診かた
25 筋萎縮の診かた

引用:ベッドサイドの神経の診かたの目次

特に筆者は脳梗塞・脳出血の方が多い病院に実習に行った時の評価の参考文献として、毎回この本から引用していました。出血部位ごとにどのような症状が出て、評価をすればいいのかがわかりやすかったです。

筆者
筆者
重たいけど、毎晩ひらいてました

理学療法士リスク管理マニュアル

理学療法士として治療に当たる上で一番大事なのがリスク管理です。どんな時に治療を中止するべきなのか、数値的にわかりやすく記載されています。

私が使っているのは第二版のブルーの方でしたが、先輩理学療法士から『これいいよね!ちょっと貸して』と逆にお貸しするパターンもありましたね。

実践!早期離床完全マニュアル―新しい呼吸ケアの考え方

こちらは特に急性期病院に行く人にオススメな良書。

リスク管理や、早期離床のための数値の見方や考え方などが載っている良書です。

筆者
筆者
新卒で入社した理学療法士たちも自主的に開いていた勉強会で、これを使用していました

脳卒中機能評価・予後予測マニュアル

実習のレポートを書く時に必要な予後予測に参考になる書籍。

ただ、年間で理学療法やPTジャーナル、総合リハビリテーションなどを読み込んでいる人にとっては知っている内容かもしれません。

とはいえ一冊にまとまっているとすぐに読めて楽チンなのでオススメの一冊です。

総合リハビリテーション

エビデンスに基づいた治療法や病理学が学べる雑誌です。2018年7月号は、脳の画像による予後予測というかなり勉強になる内容になっているので、学校で借りずに購入するのをオススメします。

アナトミートレイン

筋膜を勉強している人は必ず購入する良書です。『筋膜のつながり』を踏まえて治療を組み立てることができます。

非常に難しいので、理学療法士でも理解している人は少ないです

なので(バイザー以外の)勉強熱心な人に書籍を持っていって質問しながら治療を見学させてもらったり、治療を習ったりすると、すごく理解が深まるのでオススメです。

筆者
筆者
この書籍を理解するのに社会人になってから10万円以上のセミナーに参加したよ。だから実習でタダで説明してもらえたら最高だよね

ステップス・トゥ・フォロー

こちらは脳卒中の患者がメインの病院に行く人にオススメな良書。

病院全体がボバース理論に基づいて治療をしているリハビリテーション科に実習に行くときは必須アイテムと言っていいでしょう。

筆者
筆者
これも勉強熱心な理学療法士に書籍を見せながらボバース法の治療方法を習いましょう

運動器疾患のなぜがわかる臨床解剖学

こちらは整形外科部門の実習先に行く人に購入してほしい本です。

肩関節腱板損傷や野球肘、大腿骨頸部骨折など細かい整形外科疾患ごとに、解剖学・運動学的に解説しています。

筆者
筆者
ご老人が多い施設も頸部骨折の患者さんが多いはずだから、いいかも

IDストレッチ

こちらは総合実習の人向けのストレッチ本。この本のすごいところは、筋肉ごとにストレッチ法が載っているところです。

筆者
筆者
上腕二頭筋の長頭と短頭のストレッチ方法が載ってるのは凄い!!

解剖図も同じページに載っているので、起始停止を想像しながらストレッチを学べるのもvery goodです!

実習先のバイザーに相談しながら準備しよう

本記事は、『理学療法士の実習で役立つ本10選!【教科書だけじゃダメな理由】』について書きました。エビデンスに基づいた治療や評価をするために、教科書以外は必需品です。実習の指導者や先輩などに相談しながら、必要な書籍を持っていってくださいね。

→パーキンソン病のおすすめ本はこちら

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